一般社団法人 カギの110番・カギの救急車

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スマートロックと電子錠・電気錠の違い—選び方と特徴を徹底比較

それぞれの特徴と選び方

 「電子錠」と「電気錠」、どちらも電気の力で動く錠前ですが、それぞれに特徴と適した用途があります。どちらも高い防犯性を誇り、指紋認証スマートフォンカードなどを鍵として使用することで、利便性が大きく向上します。また、オートロック機能が搭載されていることが多く、施錠し忘れを防ぎます。ちょっとした外出時にも、ドアが閉まれば自動的に施錠されるため、不審者の侵入を防ぐ助けになります。

  

電子錠(電池錠)の特徴

 電子錠は、電池を電源として動作する錠前です。別名「電池錠」とも呼ばれ、比較的設置が簡単で、賃貸物件や個人宅に向いています。

 電池を交換するだけで動作しますが、電池切れのリスクがあるため、定期的なチェックが必要です。最近人気の「スマートロック」もこのカテゴリに含まれ、BluetoothWi-Fi機能を利用してスマートフォンで開閉できる便利な鍵として注目されています。

 取り付けや取り外しが比較的簡単なので、DIYでも対応可能な機種もありますが、トラブルが発生することも多いため、注意が必要です。

    

スマートロック(電子錠の進化版)

 スマートロックは、BluetoothWi-Fiを利用してスマートフォン、タブレット、または専用のデバイスを使って施錠・解錠ができる最新型の電子錠です。例えば、遠隔操作で自宅の鍵を開け閉めできるため、外出先からでも家族に鍵を渡したり、来客に鍵を提供することが可能です。

 さらに、指紋認証顔認証パスコードなどを組み合わせることができ、セキュリティが強化される一方で、非常に便利に使えます。スマートロックは特に、家の鍵を管理する手間を減らし、日常生活の利便性を大幅に向上させます。非常に便利である反面、インターネット接続アプリの利用に依存するため、ネットワーク障害やアプリの不具合により一時的に操作ができなくなる場合もあるため、十分な注意が必要です。

 

電気錠(配線錠)の特徴

 電気錠は、配線によって電気を供給するタイプの錠前です。

 主に、マンションビルオフィスビルなど、大人数で使用する場所の出入り口に最適です。電気錠は、電池交換の必要がなく、電池切れの心配がありません

 ただし、設置には配線工事が必要であり、電気工事士の資格を持つプロによる施工が求められます。そのため、個人宅での使用にはやや不向きですが、大規模施設では便利でセキュリティ性の高い選択肢です。

     

どれを選ぶべきか?

  • 電子錠賃貸物件や個人宅、簡単な設置が求められる場所に最適
  • スマートロック最新の利便性とセキュリティを求める個人宅やオフィスに最適
  • 電気錠大規模施設やオフィスビル、電池交換のリスクを避けたい場所におすすめ

カギの救急車グループでは、各種鍵のトラブルや防犯対策について、専門家が丁寧に対応いたします。あなたに最適な錠前を提案し、安全・安心な暮らしをサポートします。