お役立ち情報
金庫の種類 耐火金庫/防盗金庫 使いやすさと防犯性から選ぶ金庫。
金庫にも色々な種類があります。中に入れる内容物の種類やサイズから最適な金庫を選ぶようにしましょう。鍵についてもダイヤル式、暗証番号式と多数あります。利用状況に合わせて最適な金庫を選びましょう。
■耐火金庫
火災対策用の金庫で、重要書類の保管に適しています。 火災時に耐火材としてコンクリートが使われている事が多く、耐火材に含まれている水分が気化し、この気化熱で庫内の温度を下げます。耐火材に含まれる水分が少なくなると耐火性能が低下してしまいます。
有効な耐用年数は製造後20年というのが一つの目安になっています。
耐火金庫はゴミとして自治体が回収することができない場合があります。もし、新しく金庫を買い替えるなら、処分についても相談しておくと安心です。
また、一般の耐火金庫は庫内の温度を177度以下に抑える基準となっているため、耐熱温度が低い紙類以外のデジタルメディア(CDやDVD等)は専用の「データセーフ金庫」が必要になります。
■防盗金庫
盗難対策用の金庫で、ガス熔断機からドリルやバールなどの工具による破壊に耐える性能を持っています。
もちろん時間をかければどんな金庫も壊れてしまうのですが、金庫の構造・弱点を知り尽くした検査員がこじ開けるのにかかった時間で性能が7段階に分けられます。
使いやすさと防犯性から選ぶ金庫の鍵
生体認証システム(指紋認証式、顔認証式など)
会社のセキュリティシステムなどに採用されているシステム。暗証番号を覚える必要もなく、鍵を紛失するトラブルもなく、第三者に悪用される心配もありません。
磁気カード式
使いやすく、かつ防犯性能が高い。価格は高価になりますが、防犯性を重視したい方にはお勧めです。
ダイヤル式
金庫の代表的な鍵。操作は少し複雑ですが精密な構造でとても優れた鍵です。アナログなので故障が少ないのが特徴です。制度が高い(防犯性の高い)ダイヤルは番号合わせが正確でないと開けられないなど高齢になるにつれ使いづらくなる傾向があります。
テンキー式電子ロック
現在主流となりつつある暗証番号入力タイプで、セキュリティも万全です。複数の人間が管理する場合に便利です。半面、簡単な番号を設定してしまうと第三者に判別されやすいという心配もあります。
シリンダー式
鍵を差し込んで回すタイプのシンプルな鍵です。故障が少なく、番号を覚えておく必要もありません。頻繁に開閉する金庫に向いています。鍵の種類によっては防犯性に劣る場合があります。また鍵の紛失という危険性もあります。
注意!よくある金庫の失敗談
金庫によくあるダイヤル式。いちいち合わせるのが面倒だからと、金庫のダイヤルを動かないようにガムテープで留めたり、解錠ナンバーのメモを金庫に貼るのはやめましょう!
メモを無くしてしまったりして解錠できなくなってしまう事故が良くあります。それ以前にメモを見れば誰にでも開けられるので、金庫の意味がなくなってしまいますよ!
■金庫の置く場所
オフィスや家の中で金庫をどこに置くか悩んでいる方も多いと思います。置く場所はどこでもよいというわけではありません。
・人目に付きにくい場所に置く
外部の人間が出入りするようなところには置かないようにする。
・管理する人間が確認しやすい場所に置く
異常が発生した場合、すぐに気が付くようにする。
・出入り口から離れた場所に置く
持ち出されそうになった時にできるだけ時間を稼いだり持出ししづらくする。
金庫は重いので設置場所を変えるのは非常に困難です。金庫を購入する前に置き場をあらかじめ考えておくようにしましょう。その時注意するのは「右側に隙間を作る」ことです。金庫の多くは右開きに作られています。金庫の扉を開け閉めするスペースがあるか確認をしましょう。