一般社団法人 カギの110番・カギの救急車

お役立ち情報

カギのトラブルによる高額請求(悪質鍵業者)にご注意ください!! 

■事例と注意事項

「カギを紛失し、家に入れない」といったトラブルで開錠のため呼んだ業者から法外な金額を請求されてしまった~。
このような相談が各地の国民生活センターで急増しています。
 インターネットで見つけた「料金は3千円~」という業者に開錠を依頼したところ、「3千円は出張費のみで解錠は別。さらにこの鍵は防犯機能があり、料金が加算される。壊した方が早い」と言われ、鍵交換・計8万円以上を請求されたり、断ると「1万円以上のキャンセル料」を求められたりするケースも報告されています。

■悪質な業者の広告例

①「開錠は3千円~」
 開錠費の他、出張費、部材費、諸経費、深夜料金などが追加されることも。3千円以上なので「8万円」になることもありえます。 また金額がその場の言い値なので「現金の手持ちがない」というと「本部に特別に許可をもらった」と言って半額になったりするのも悪徳業者の特徴です。適正価格なら半額に値引きするという事はあり得ません。

②「見積もり無料・開かない場合は料金はいただきません」
 「破錠開錠(壊して開ける)」も含まれますので無料になることはほとんどありません。「夜遅くに大きな音を出すのは困る」と断るとお客様都合キャンセルとなり、高額な出張料だけ請求される場合まであります。

③「30分でかけつけます」
1時間待っても来てくれず、確認の電話をすると「担当者から連絡させます」の冷たい返事。結局連絡もなく2時間以上待たされたなんてことも!途中で断ろうとしても「キャンセル料」を請求されてしまい、断るに断れない状況になったりします。

※上記の広告を出している業者がすべてが悪質な業者とは限りません。中には広告通りの対応をしてくれる業者さんもいらっしゃいます。

■こんな鍵屋さんなら安心

①「店舗」があることを確認する
 店舗があるという事=逃げも隠れもしない証です。インターネット上の情報と違い、評判が悪くなったら別の名前に変える、移転する等を簡単にはできません。地元密着の長年営業されている鍵屋さんならイザという時にも安心して頼むことができるでしょう。

②「Google」「Yhaoo」などのマップで口コミを確認する
 GoogleマップやYahooマップの口コミは比較的信頼性が高いと思われます。どこのだれが作ったかわからない口コミサイトやおすすめサイトなどは「ステルスマーケティング」といって悪質な業者が自分たちで作っていたり、お金を払ってよい口コミを書いてもらう、スポンサーとなって順位を有利にするといった不正行為が可能ですが、Google・Yahooはそういったことがやりづらく、生の声が掲載されている確率が高いです。また、実際に店舗を確認することができるので一石二鳥でしょう。

③電話番号が地元の市外局番であること(フリーダイヤル・携帯番号には注意)
 フリーダイヤルには要注意。それは鍵屋さんではなく、高い広告費を払って集客だけしているネット専門仲介業者の可能性があります。仲介業者が手配する鍵屋さんは仲介業者に紹介手数料を支払う必要があるため通常より高額になる傾向にあります(いわゆるボッタクリ価格)。必ず地元の住所・市外局番が記載されている鍵屋さんか確認をしましょう。

■依頼するときの注意点

作業内容(カギの代金・技術料・出張費・キャンセル料・割増料金の有無等)を良く確認しましょう。

「現場を見ないとわからない」は要注意。おおよその金額は電話でも回答可能なはずです。また、現場を確認させていただいた後、多少料金が前後することはありますが、お電話で提案させていただいた料金が3,4倍になるということは通常御座いません。

事前にカギのメーカー、キーの形状、ドアスコープの有無などを確認しておくとより正確な料金をお知らせできます。

 

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