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「開錠」と「解錠」の違いはご存知でしょうか?「カイジョウ」の依頼。
皆さん「開錠」と「解錠」の違いはご存知でしょうか?どちらも読み仮名は「カイジョウ」で混同されて使用されることも多いのですが、厳密には意味が違うんです。鍵屋さんに「カイジョウ」を依頼したら、思っていたのと違うなんてトラブルにならないように詳しく解説いたします。
■開錠:手段を問わず鍵を壊してでも開ける
手段を選ばないというとすこし大げさですが開けるということが最優先になるので、あらゆる手段を講じることで成功率が上がり、スピーディーに解決することが出来ます。中に人が閉じ込められているなど時間に制約がある時、錠前自体に不具合があり正常に作動していないのが原因で開かない時には「開錠」をします。
■解錠:破錠(鍵を壊す)などしないで鍵開けをすること
鍵を解く(取り除く、ほどく)という意味になり、いわゆる「ピッキング」等による手段となります。
車のインロック等、開けることが出来れば鍵が中にある時などは「解錠」をします。ご家庭の場合ドアスコープなどからアクセスして開ける方法もこちらの「解錠」といえるでしょう。
「解錠」の場合、鍵交換をしなくてすむメリットがありますが、最近の防犯性の高い住宅などでは不可能な場合もあり、「開錠」でご対応させていただくことがあります。
■「施錠」の反対語は「開錠?」「解錠?」
鍵をかけて扉を閉めることを「施錠」と言います。では開けるときの「カイジョウ」はどちらをつかえばいいのでしょうか?
一般的にはどちらを使っても間違いではく、「開錠」を使うことも多いと思います。しかし錠前という束縛を「解き放つ」という意味から「解錠」を使用したほうが正解かもしれません。
■「開錠」と「解錠」どちらをたのめばいいの?
カギを紛失してしまった時などは後で見つかるかもしれないと「解錠」を希望されるお客様が多いのですが、そのカギを悪用される心配がある場合(家の近くでの紛失、身分証などの入ったカバンと一緒に紛失など)は防犯上鍵交換も必要となりますので素早く「開錠」・鍵(錠前)交換をおすすめいたします。
作業を依頼する時は口頭なので「カイジョウ」と言ってもなかなか通じないことが多いはず。厳密な使い分けは専門家でもしていない時もあります。
「じゃあどうすればいいの?」と困ってしまいますよね。そんなあなたは専門家である「カギの110番」・「カギの救急車」にお任せください。お客様のご要望をお聞きしたうえ、最適な方法をご提案させていただきます。
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